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2014年10月17日金曜日

小児科研修




鹿児島市内の閑静な畦道


その中のレオパレスに2年目研修医Kはいた。


 

3歳から4歳まで過ごした鹿児島市。

最早記憶は零。


近くにあるかつての母校の幼稚園がかすかに懐かしい。

 


学生時代に4度もお世話になった鹿児島生協病院の小児科に魅力を感じ、小児科研修させてもらうことになったのだ。

 



~研修1日目~

オリエンテーションも終わって病棟業務開始とりあえず買っておいたネルソンを机に置いてと…



指導医T~ではよろしくお願いします!今日からどんどん当てるからね♪


 

研修医K~あっ、はい。わかりました。



早速肺炎の1歳の男児を受け持つことになったが。


ヒトメタニューモウイルス?


聞いたことないな…


いやこんなときのために

 




ネルソン小児科学ーー!!


あれ?載ってない…



じゃあ…



 

Googleーー!!

(結局これかよ)


 

なになに、小児呼吸器感染症の510%を占め、症状は風邪症状に似ている。4日以上の発熱の際は細菌感染の合併を考える…

なるほど。


 

抗菌薬は初診医のカルテだと…SBT/ABPC使用か…ユナスピンはっと…あれ、ないぞ?ここは上級医を捕まえて


 

K:すみません、抗菌薬使用ってカルテに書いてるけどオーダーが無いんですけど?



上級医:そうか?いや、オーダーあるけど?



K:??



解説)抗菌薬SBT/ABPCとは一般名である。

※ではユナスピンが採用されているが鹿児島で採用されているのはスルバシリンなのだ。よってユナスピンなど探してもなかったのだ。はい、勉強不足でした(--;)


 


こんな状態でしたがなんとか研修開始。
熱くて優しい指導医に手をほどかれながら、以後研修医Kは小児科にのめりこんでいくのでした。

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